空撮パイロット
「やりがいはサプライズを届けられること。
撮り方一つで、現場では驚きの声が!」
- ドローンパイロット歴6年
「やりがいはサプライズを届けられること。
撮り方一つで、現場では驚きの声が!」
ドローンパイロット、カメラオペレーターとしてTV番組やCM撮影、企業PV等の空撮を行っています。
撮影以外にもドローンに関わることなら基本的になんでも対応するようにしています。
2016年、技術職への憧れからカメラの勉強をし始めた私を見て、父が唐突に「今ドローンが流行っているらしいよ」と言ってきたのをきっかけに、ドローンとは何ぞや?と興味を持ちはじめました。
ドローンを知るために最初に行ったのは資格を取得することでした。
スクールに通い始めてすぐにその魅力にどハマりし、ドローンで仕事をしていこうと決意しました。
まずは公式にいつでも好きなだけ飛ばし続けることが出来ると思ったからです。
実際にドローンスクールに勤務していた際は、暇があれば常にドローンを飛ばして練習しているような状況でした。
あとは当時TV-CMの制作の仕事に携わっていたのですが、マネジメントする側の立場だったため、制作の全工程に携わっているにも関わらず作品上に自分の痕跡を残すことができませんでした。
何か形になるものを残したい、そういった思いもあったかもしれません。
サプライズを届けられることです。
だいぶメジャーにはなってきましたが、撮り方一つの違いで、現場では驚きの声が漏れます。そういうことがあるともっともっと練習してうまくなろうと思えます。
また課題解決のツールとしてドローンが活用される現場では、これでもっと便利になるね!こんな時代がきたのか!といったお声をいただくこともあります。ドローンによって作られる新しい時代の一端を担っているのだと思うと、やりがいに繋がります。
確実性と安全管理です。
ドローンは自由に操縦できる分、確実に機体をコントロールする必要があります。そのため日々の飛行技術の向上は欠かせません。
また飛行する際は常に事前の安全確認を大事にしています。現場を確認し、危険因子を洗い出し、先手を打って対策を行う。どちらもやりすぎて困ることはありません。
この2点はいくら機体の性能が進化しようと欠かすことができない事柄だと考えています。
TV番組で、目黒川沿いのイルミネーションと一緒に後方に時々走る電車も入れてほしいという撮影依頼がありました。
イルミネーションを見にきているお客さんを長く止めることができないうえ、一瞬しか通らない電車の撮影タイミングを合わせることが難しい中、最後のフライトで2本の電車が交差するタイミングを画に収めることができた時は鳥肌ものでした。
ドローンによる新しい映像表現が今盛んに行われています。
レーサー機を使用したFPVによるフリースタイルや数十台のカメラで撮影される大迫力の360度VR、またドローンによるライブ配信等、これからも新しい表現方法がたくさん出てくると思います。
個人で活動している身としては難しいところもあるのですが、自分の持ち味と掛け合わせて出来ることに挑戦していきたいと思っています。
安全への意識です。
私自身、普段どちらかというと不注意なことが多いので、その分事前の確認を密に行うようにしています。
飛行までの流れをイメージし、考えうる可能性を洗い出し、事前に対策をしておくこと。フライト中は操縦に注力しているので周りに気を配る余裕がないこともあります。そのためにも事前に出来る限り対策を取っておくことが重要です。
操縦技術以上にそういった意識や考え方をスクールでは大事に学びたいですね。